傷ついた記憶を手放せないのは、そこに置き去りにした自分が、まだ助けを待っているからだ

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最近、脳の疲れを減らしたくて、スマホやPCを触らず、ぼーっとする時間を意識して作っています。すると、なぜか忘れていた過去が突然出てくるようになりました。逃げた自分、できなかった自分、思い出したくない自分。

「なんで今、こんなこと思い出すんだろう」

そんなとき『世界100ヵ国の旅で出会った人たちが教えてくれた 人生で大切なこと』の中で、ある言葉に出会いました。

読んだ瞬間、泣きそうになりました。

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世界100カ国の旅で出会った人達が教えてくれた人生で大切なこと

この本には、世界を旅する中で出会った人たちから受け取った、人生についてのさまざまなメッセージが書かれています。一つひとつが短くて読みやすく、パラパラ読んでいるだけでも、そのときの自分に必要な言葉がふいに引っかかります。

私にとって、それが

「傷ついた記憶を手放せないのは、そこに置き去りにした自分が、まだ助けを待っているからだ。」

という言葉でした。なぜ泣きそうになったのか。実は私には、自分自身が許せない、過去の自分がいるからです。

「不誠実。不義理。嘘つき」

といっても、犯罪とか、報道されるような話ではありません(笑)。人間関係の中で、自分の選択によって相手を傷つけてしまった、という話です。

悪意があったわけではないし、仕方がなかったと思う部分もあります。でも、他の方法だって色々あった。そんな中私は、自分を守ることを優先してしまいました。

本当は許されたい。でも、許しちゃいけない

「もう昔のことなんだから、自分を許してあげればいい」

そうできたら、ラクなんだと思います。本当は許されたい。自分で自分に「もう許されていい」と、許可を出したい。でも同時に、「一生背負っていかなきゃダメ」と厳しい自分もいます。

許されたい。でも、許しちゃいけない。その葛藤自体が苦しくて、私はなるべく考えないようにしていたのかもしれません。

仕事をいっぱいする…予定を入れる…考えることを増やす…。忙しくしていれば、その間は過去のことを考えなくて済みます。気づけば、趣味=仕事。

逃げ場所としては、だいぶ生産的。

おかげで仕事は進みました。心の問題は、そのままでした。ちなみにこの本には、「休日に仕事?それは犯罪だ」という言葉も出てきます(笑)

「助ける」とは?

そんな私が最近、脳を休めようとスマホやPCから離れ始めたら、やっぱり出てきた記憶。10年、20年、30年近く前の、忘れていたかった記憶も出てきました。

脳を休ませるつもりなのに、始まる脳内反省会。

今までは、そんな記憶が出てきたら、また仕事をしたり、スマホを見たり、別のことを考えたりして蓋をしていました。でも今回は、本の言葉が頭に残りました。

もしかして、忘れられないのではなく、ずっと置き去りにしてきたのかもしれない。過去の自分が、まだ助けを待っている。そう考えると、これまでとは少し違う見え方がしました。

でも、過去の自分を助けるって、まだ、よく分かりません。「あれも必要な経験だった」と頭では思っても、心では思えていません。

それでも、責めることしかしてこなかった自分に、「助ける」という別の見方があることを知りました。

次に出てきたら、すぐに蓋をしないでみる

この本を読んだからといって、自分を許せるようになったわけではありません。

ただ、これまでは昔の自分が出てくるたびに、逃げるように仕事やスマホや他のことをして誤魔化していましたが、「傷ついた記憶を手放せないのは、そこに置き去りにした自分が、まだ助けを待っているからだ。」という言葉を思い出し、自分の心にそっと意識を向けてみたいと思います。

まずは「許す」よりも先に、「置き去りにしない」。それくらいから始めてみようと思っています。

『世界100ヵ国の旅で出会った人たちが教えてくれた 人生で大切なこと』には、ほかにも短いメッセージがたくさん書かれています。

名言や、いろいろな人の人生観に触れるのが好きな人。長い自己啓発書よりも、短い言葉から自分なりに考えるのが好きな人。そして今、何かひとつ自分に必要な言葉が欲しい人には、手に取りやすい一冊だと思います!

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